【笠原一輝のユビキタス情報局】自社ブランドのゲーム端末や携帯機器を拡充していくNVIDIA 〜日本でのSHIELD発売に前向きな姿勢 - PC Watch

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20140114_630567.html

 元々NVIDIATegraシリーズで狙っていたのは、スマートフォンタブレットで多数のOEMメーカーを獲得し、ARM SoCのプレミアムセグメントでマーケットリーダーになることだっただろう。だが、そのポジションは今やQualcommが占めている。なぜNVIDIAの思い描いていたようにならなかったのかと言えば、やはりモデムだ。元々無線モデムの会社として発展してきたQualcommは、LTEモデムの技術で他社を数年分リードしており、先駆けて単体のLTEモデム、さらにはLTEモデムを統合したSoCをリリースしてきた。
 これに対して、NVIDIAは2013年に「i500」という画期的なソフトウェア定義型のモデムを発表したが、これまでのところ採用したOEMメーカーは1つも発表できていない。また、i500を統合したTegra 4iも採用例が発表できていないというのは、すでに説明した通りだ。NVIDIAのモデムはNVIDIAが買収したIceraの技術に基づいて製造されているのだが、これまで大手のキャリアや大手OEMメーカーに採用された実績が無く、保守的な通信キャリアに受け入れられるようになるには時間がかかると見られている。

 このように、NVIDIAは自社ブランドの製品を拡張していく方針を明確に持っており、今後はそれをショーケースにして、OEMメーカーへTegraの採用を促していくことになる。

苦しい。どこも買ってくれないから自前でやっても、買う理由がないから買ってないだけという問題は解消されない。
そして、負けそうなほうには、誰も賭けない。