「ネット依存」で失った4つのもの

http://toyokeizai.net/articles/-/28138

ちなみにわが家では、この依存から解放されるために、家族で食事をするときは、スマホタブレットのような画面はすべてタイムアウトします。タイムアウト・ボックスと呼ぶ、画面遮断箱に画面を入れて、食事が終わるまでその箱は開けません。かれこれ3年は継続していますが、今ではこれが当たり前になっています。

私は法政大学で統計実習の特別講師をしているのですが、生徒にこんな質問をしたことがあります。「ネットの不満とは?」。生徒は10代で、私と違って幼少からネット環境で育っています。私がネットで便利になったと思っていることでも、彼らにとっては彼らなりの不満があったのです。その不満とは「予想外の刺激がないこと」と、ある生徒はこう言いました。「興味ある分野はある程度まで深めることができるが、興味がない分野から得られる刺激は受けられない」。