“評論家”が増えてきた? コンビニコーヒーができるまで

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1401/15/news002.html

吉澤: 新しいことを始める際には「リスクをとるしかない」のですが、それを決める人がなかなか出てこないんですよね。なぜか評論家のような人が増えてくる(苦笑)。「これができない、あれもできない」「こっちではない、あっちもでもない」といったことばかり言って。
 また競合他社と違ったモノをつくる場合、それは常識ではなく、非常識なモノになるんですよ。でも人間というのは非常識なモノが目の前に出てくると、拒絶反応を起こしがちなんですよね。新しい企画を出すと、必ず否定から入る人っていますよね?

 過去の成功体験を語る人がいますよね。「これまでこうやって売れてきたんだから、同じようにやっていれば売れる」といった感じで。でも、そんなやり方で売れるわけがありません。なぜならそこに“お客さま”が不在だからです。お客さまは、絶えず変化していく。好みに応えていくためには、常に成功体験を破壊していかなければいけないんですよ。

 ゼロベースで物事を考え、事業を進めていかなければいけません。なので成功体験を語ってはいけませんし、いい話ばかり聞いていてはダメ。クレームや問題点に耳を傾け、仕事の方法を変えていかなければいけないんですよね。