「ほぼ日」が愛される理由

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140127/258808/
予測はあるが、予算はない。
面白い。

篠田:ところが実は教科書的に、ものすごく愚直にやっているんです。つまり今までになかった価値を創造する。なかったものをつくる、それだけなんです。
 おそらく私が過去にいた会社でも、創業者はきっとそれをやったんです。巨大な仕組みになったら、その仕組みを上手に回すことが期待されるようになり、私はゼロから何かを生むという生々しいところに触れたことがないまま、20年近く仕事をしてきてしまった。

篠田:ミスミグループの三枝匡会長が本でも書かれていることですが、小さいユニットで、「創って、作って、売る」をぐるぐる回す、ということですね。今は多少分業もしていますが、基本的には担当チームが商品を企画し、工場を選定して発注し、ウェブページを作り、お客様対応のサポートもするといった感じで、全部やる。
 「動機・実行・集合」、これが全部つながる様子が見えた方がいいからです。「動機」は、あったらいいね、面白いねという気持ち。「集合」はお客様。「動機」と「集合」はつながっていて自分もお客さんと一緒になって楽しむ感じ。ここがつながるのがとても大事です。