【イベントレポート】ソニーモバイル・ラウンドテーブルレポート 〜OSの選択は柔軟に考えているが、今はAndroidに集中する時

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20140226_636979.html?ref=twitter

Q:SoCベンダーは、1つのSoCで複数のバンドをサポートするソリューションを充実させているが、1つのSKUで、すべてのバンドをサポートするスマートフォンは作れないのか?

黒住氏:SoCのレベルでは出来るようになってきている。しかし、無線(RF)部分やアンテナという観点ではまだ難しい。ソニーモバイルの製品でも、米国でT-Mobile向けに提供しているXperia Z1fは、日本とはバンドが異なるのでアンテナの配置も異なっている。そうしたことにすべて対処するには1つのSKUでは難しい。

Q:この半年という短い期間で製品を出すというのは、色々な意味で大変だと思うが、その経緯は?

黒住氏:正直に言えば、マーケットの進化がものすごく早い。フラッグシップというところを保つためには、このスピードでやっていかなければ、我々の持っているポジションをキープすることすらできない。我々としてはこのフラッグシップのポジションを維持したいと考えており、一番最新の一番良いモノをユーザー様に真っ先に届けていく必要があると考えている。その結果としてこのタイミングになった。

Q:敵が1年なら、こちらは半年ということか? 今後もそのペースは維持するのか?

黒住氏:そのペースでやっていかないと勝てない。我々の開発も加速しており、1年待って出すよりは半年で出せる体制になっている。将来どのタイミングで商品を出すのかに関してはコメントできないが、我々としてユーザー様にお届けしたい新しい技術が半年で一杯になるので、新しい商品を作っている。それが将来は1年になるかもしれないし、2年になるかもしれないが、今のペースが維持できるならそのペースでやっていきたいと考えている。