地図サービスの王Googleマップをじわじわと追いかけるOpenStreetMap

http://gigazine.net/news/20140303-openstreetmap/

GoogleマップAPIの料金は1000回の地図ロードにつき4ドル(約405円)でしたが、この値段を高すぎるとした大量のデベロッパーが、地図APIをオープンストリートマップに変更。それを受けてGoogleは、2012年にGoogleマップAPIの料金を1000回の地図ロードにつき50セント(約50円)にまで値下げしましたが、SNSFoursquareを初めとする大手プラットフォームの多くは、すでにオープンストリートマップに変更した後でした。

上記の2つの地図を一見するとオープンストリートマップのほうが優れているように思えますが、コースト氏によるとオープンストリートマップには弱点があるとのこと。その弱点とは「住所データ」で、コースト氏が「優れた地図に必要不可欠である住所データに関して、オープンストリートマップは完璧であるとは言えません。特に海外の住所データにおいて問題は顕著に表れます」と述べる通り、例えばオープンストリートマップで日本の「郵便番号」を検索しても、郵便番号が登録されている地域は表示されません。
また、Googleマップにあってオープンストリートマップにない機能として「ストリートビュー」があります。コースト氏は「高画質の画像を使用するストリートビューは時間と費用がかかりすぎる」とストリートビューの導入には難点を示しており、今後導入されるどうかは未定です。