Bitcoinは計算量理論から見て「無限連鎖講」である

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140314/543783/?ST=system&P=6

 なお、Bitcoinに投入された計算量がそのままBTCの価値だとする「計算資源本位制」という考え方(関連記事)があるようだが、これは全くの誤りだ。Bitcoinに投入された計算量は、あくまでパズルを解くためのものであって、BTCそのものの価値ではない。Bitcoinを支えているのは、確かに計算量なのだが、それとBTCの価値とは何の関係もない。計算量はBTCに化けたかもしれないが、BTCは計算量に化けないからだ。
 Bitcoinに投入される計算量は、1年で747倍になった。仮にそれらがBTCの価値であるなら、BTCの価値は、1年で747倍になってしまう。1年で価値が747倍になるようなハイパーデフレ通貨など、通貨としての破綻は目に見えている。Bitcoinに投入された計算量は、あくまでBitcoinの「維持費」に過ぎないと割り切り、健全なBTCの交換レートを探るべきだ。

 ただし、そう考えたとしても、本稿で指摘したBitcoin自身の設計のまずさは直しようがない。そんなBitcoinの運用を今後も続けていくメリットはない。