RaspberryPiで学ぶ ARMデバイスドライバープログラミング

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本書は、Raspberry Pi をベースに、そこへ接続した各種デバイスのドライバーを作ろうという趣旨の書籍です。
本書で取り扱っているのはRaspberry Pi、つまりARM ベースのシステムでのデバイスドライバー開発ですが、基本的な考え方、方法は他のアーキテクチャでも変わりませんので、PC でLinux 用のデバイスドライバーを書きたいと思っている人の参考にもなるはずです。
また、Raspbian というDebian 系のディストリビューションを使って解説をしていますが、これ以外のディストリビューションで開発しようという人でも参考になる情報は多いと思います。
現在ではLinux におけるドライバーまわりの整備も進み、普通に売っているデバイスをこうしたシングルボードコンピューターに接続する程度でしたら、ドライバーを書く必要はあまりないのですが、それでも本書の中で触れているように、特別なことをしたい、あるいは特別なデバイスをつなげたい場合には、デバイスドライバーを書く必要に迫られることがあります。
本書は、そうしたややニッチな、しかし、どうしてもドライバーを書かなくてはならなくなってしまった人向けに書かれています。
このため、Raspberry Pi についてはもとより、デジタル回路やC プログラミングの知識はすでにお持ちだという前提で説明を進めていきます。
もしわからない点があれば、C やRaspberry Pi の解説書などを併せて読み進めていただければ幸いです。