遭難者の位置、GPSで特定…捜索システム開発

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150105-OYT1T50178.html

 このシステムでは、登山者が携帯する送受信機が、定期的に人工衛星から自らの位置情報を受信して蓄積。捜索する側は、地形の影響を受けにくい周波数帯の電波を使い、登山者の送受信機に接続し、蓄積された位置情報を読み取る仕組み。登山者からの救助要請も、同じ周波数帯の電波を発信して行う。
 この周波数帯は、山中に生息する野生動物の位置把握に使われているもので、検討会が昨年12月、富山・石川県境の山で実験したところ、3キロ離れた登山者の位置を特定することができた。