中国で造るべきモノとは

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20150219/404862/?ST=mono&P=2

 陳氏によると、同社の中国工場では平均して毎月2割のワーカーが辞めるという。その分、社員を補充するものの、単純作業とはいえ戦力になるまでにはそれなりの時間を要する。月2割という離職率は、製品の品質を維持できるギリギリのラインで、陳氏は危機感を覚え始めているようだ。
 さらに陳氏は、一人っ子政策の影響で、ワーカーの主力である出稼ぎ労働者の数が2017年にはマイナス成長に陥ることが予想されるなど、人手の確保が今後、ますます難しくなるのは確実だと指摘。中国で発生する問題がさらに深刻になる前に、あらかじめ対策を講じることが不可欠だとの観点から、ベトナム生産を決めたと述べた。