日本人は「ロボットの心」を創れますか? スタンフォード大学名誉教授、エドワード・ファイゲンバウム氏に聞く

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130124/242708/

ピクサーはディズニーのアニメで活躍していた300人のアニメーション制作技師の仕事を消失させました。デジタルで制作し、デジタルで転送して、デジタルでプロジェクターから映す。アトムが入る余地は無くなったわけです。電子書籍も同じ。米国での電子書籍の売り上げは昨年、一昨年の2倍に膨れあがりました。加速度的にアトムが消えゆく世界になっている。

 ただ、いずれにしてもどの会社も大きな障害にぶち当たるのは分かっています。インタフェースをAIと統合するテクノロジーを成功させるためには、長い時間、何度も繰り返して取り組むことしか解決策はありません。
 そして日経ビジネスの読者の皆さんに特に申し上げたいことがあります。次の10年間を主導していく企業の話の中で、日本企業がこうした議論に列挙されることがありません。この背景を特に私は主張したいのです。

 そのうちプログラマーはソフトウエアエンジニアと名を変えましたが、このときも日本の人たちは笑いました。空気をやり取りしているだけじゃないかとね。この認識は日本の文化に根深く残っており、その認識が大学や企業、デザイン分野に関してまで影響を及ぼしています。 <<
IoTとかいうからわかんなくなるので、日本式には八百万(やおよろず)の神でいいのじゃないかね。
あらゆるものにデジタルの神が宿るようになる。
式神程度のものもいれば、自律的な判断をする神もいる。
賽銭もいるし、御札も売る。
見えなくてもバカにしない文化は日本にもある。