オープンソースのスタートアップが失敗する本当の理由

http://jp.techcrunch.com/2015/04/13/20150412the-real-reason-open-source-startups-fail/

オープンソースエコシステム市場は、挙動が異なるため全く異なる脚本が必要になる。そこでは差別化要因は自分たちが作るテクノロジーの中にはない。それはいつの間にか長い時間をかけて徐々に蓄積された専門技術の中にある。成功した新規参入者はみな(Red Hat、Cloudera、Hortonworks等)同じ脚本に沿っている。こんな具合に進む:

  • エコシステムの周辺でサービス契約を販売し、顧客分析データを取得する
  • 自分のビジネスが依存しているコードベースに直接寄与することによって、対応する上流コミュニティーへの影響力拡大に注力する(OpenStackでは、誰が貢献して誰が貢献していないかを、Stackalyticsで容易に見ることができる
  • 教育プログラムを提供する
  • テクノロジーの商品パッケージを追加する
  • オプション:そのテクノロジーの上流あるいは周辺に付加価値を構築する

オープンソース企業の設立には、卓越した運用能力と持久力が必要であり、VMwareを倒すビジョンを持った天才ハッカーだけでは足りない。イノベーション脚本で会社を運営するスタートアップとVCは失敗し、専門知識に集中する ― 即ちオープンソース脚本 ― スタートアップやVCが成功する。これが、OpenStack分野でわれわれが目撃したことだ。