ISC 2015に見る今後のスーパーコンピューティングの方向性 (14) スパコンのメモリはどうなるのか(1) - BIGLOBEニュース

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ISC 2015においてHPC向けのメモリとシステムはどうなるのかというセッションがあり、カーネギーメロン大学Micron TechnologySamsung Electronicsの3者から発表が行われた。

マルチコアプロセサのコア数は2年で2倍に増えるのに、メモリ容量が倍増するには3年程度を要しており、コアあたりのメモリ量は2年ごとに30%減少している。一方、アプリケーションの方はより多くのデータを扱うようになってきており、メモリの不足感が強まってきている。
CPUチップの外部のメモリ階層はシステム全体の40%〜50%の電力を消費しており、メインメモリの消費電力はシステム設計上、大きな懸念事項となっている。また、DRAMの微細化は限界に近付いており、今後、微細化による大きな改善が難しいという問題がある。