【やじうまPC Watch】理研、電気で生きる微生物を特定 〜海底岩石に流れる電気を使い二酸化炭素から有機物を合成 - PC Watch

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/20150925_722583.html

 鉄イオンをエネルギーとして利用する鉄酸化細菌の一種であるA.ferrooxidansに着目し、鉄イオンが含まれず、電気のみがエネルギー源となる環境で細胞の培養を行なったところ、細胞の増殖を確認し、細胞が体外の電極から電子を引き抜くことで、ニコチンアミド-アデニンヌクレオチドを作り出し、ルビスコタンパク質を介して二酸化炭素から有機物を合成する能力を持つことを突き止めた。
 この微生物は、二酸化炭素からの有機物合成の際に0.3V程度の小さな電位差を利用する。通常、0.3Vの電位差では二酸化炭素から有機物を作り出せないが、外膜から内膜にかけて広がる分岐型の電子輸送経路を「昇圧回路」として用い、電位差を1.14Vにまで高めていることも分かった。

電気で生きる微生物を初めて特定 | 理化学研究所
http://www.riken.jp/pr/press/2015/20150925_1/