1型糖尿病患者のインスリン注射を不要にする治療方法が開発。2〜3年以内に臨床試験を開始予定 - Engadget Japanese

http://japanese.engadget.com/2016/01/26/1-2-3/

研究チームは2014年に膵臓β細胞の増殖を促進する幹細胞研究を発表していました。今回の発表では、1型糖尿病用に培養したβ細胞を実験用マウスに移植したところ、拒絶反応もなく有効に機能することを確認できたとしています。この膵臓β細胞を移植したマウスは174日間、自前でインスリンを生産し続けることができました。
この方法を人間に適用した場合、インスリン分泌機能を維持するには2〜3年に一度、膵臓β細胞を移入するための注射を受けるだけで良いとされ、実質的に新しい膵臓を手に入れるのとほぼ同じ効果が得られそうです。また患者にとっても毎日欠かさずインスリンを打つ必要がなくなり、大きな負担改善となることが期待されます。