ロボット工学最凶の敵の話 - 歩き出した未来の機械なう!

http://shuuji-kajita.hatenablog.jp/entry/2016/05/10/234703

人間にとって難しく思える仕事(複雑な数学の問題を解いたり、囲碁の世界チャンピオンに勝ったり!)は、実は人工知能(ロボットの頭脳)にとっては容易なことなのだ。ところが、僕らにとって容易に思える仕事(ものを掴む、二本足で歩く、ハンバーガーとフライドポテトを袋に入れる、牛丼をつゆだくで盛る)を実現することは、ロボット(人工知能)にとって恐ろしく難しい。これを1980年代に指摘した米国のロボット研究者ハンス・モラベックの名前を冠して、「モラベックのパラドックス」と呼ぶようになった。同様なことを、ルンバの発明者であるロドニー・ブルックスも指摘している。