利益より価値

JMM No.394の「編集長から」から引用。
JMMは持ち出しばかりとこぼした村上氏に、伊藤穣一氏が諭した内容。

「インターネットはあまりに民主的なメディアなので儲からないし、儲けようと思うのは間違いだ。儲からなくても、つまりprofitがなくても、JMMによって、村上さんは、またJMMそのものも、valueを獲得している。それが大事なんじゃないかな」というようなニュアンスのことを言われて、目が覚めたような気がしました。

なんか、そのまんまオープンソースにも当てはまるような。
ただ、その価値を、利益に変換する別の装置を持たないと有効じゃない論法だよな。
村上氏の場合は、広い意味での文筆活動がそれに当たる。
OSSでは、その装置を作り出すことが難しい。新しく作らなくても組み合わせ技にすることもできるが、よい組み合わせはまだ模倣しにくい稀有な幸運以外は、あまり見つかっていないように思う。
この日記も、同じようなジレンマを持っているのだよな... GoogleAmazonの手を借りることでは、profitを作り出せないことがわかったし、転職という面では生かせはするけど、いまのところ明確な結果が出ているわけではない。


これは、セミナー用プレゼンネタでそのまま使わせてもらおうかな。