Panasonic PLCの評価記事出た

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061116/254009/

PLCアダプターが持つ最大能力を測ってみた。電源タップを一つ用意し、ここに2台のPLCアダプターを接続するという好条件である。結果は、 31.2Mbps。松下電器産業によると、PLCの理論上の最大速度は190Mbpsで、実環境で期待できるのは最大55Mbps(TCP接続時)だという。残念ながら、うたい文句には大幅に届かない結果だった。

まぁ、理論値と公称値と実測値なんてそんなものだ。

まず、電源タップを経由させてPLCアダプターをつなぐのはご法度。1台だけ経由させただけで、実効速度は約10Mbpsも下がった。2台とも電源タップにつないだところ、通信回線そのものさえ確立できなかった。

これは仕様面で仕方ないところはあると思うけど、

実験では、PLCアダプターと同じコンセントの空いた口に携帯電話の充電器を挿しただけで、大幅に速度が落ち込んだ。最も悪い結果だったのは、PLCアダプターと同じコンセントに両方の部屋で充電器を挿した場合。実効速度は11.9Mbps、3分の1近くまで落ちたことになる。充電器を別の部屋にあるコンセントに挿してみたが、やはり速度がPLC本来の実力の半分近くまで下がった。電力線のどこかに充電器がつながっているだけで、実効速度に影響が出てしまうということらしい。

こっちはちょっとなんだな。
PLC用にノイズフィルタつきのACアダプタとか売るのかな?
家庭では、スイッチング電源はこれよりも多いだろうから、もっと速度低下になるかな。電子レンジとか、エアコンとか、冷蔵庫とか、洗濯機とか乾燥機などの大きな変動の影響も見て欲しかったかな。


いずれにしても、実測が11g(非MIMO)と変わらないのであれば、この技術に商機はないね。
無線に比べて子機が高すぎるので、導入時コストに集約して平均コストを売りにすることもできないし。