ソーシャルワーク、見てきたけど

ソーシャルワーク、見てきたけど、なんか普通のエンターテイメント映画で、見るべきものがあるような気がしなかった。オススメする人の気持がわからない。


映画「ソーシャル・ネットワーク」の主役、Facebookの若きCEOマーク・ザッカーバーグの貴重な日本語訳付きインタビュー映像
http://gigazine.net/news/20110123_mark_zuckerberg/


アメリカのサイバー法の権威、ローレンス・レッシグによるソーシャル・ネットワークのレビュー
http://hotakasugi-jp.com/2011/01/14/lessig-social-network-review/

それはあたかも核爆弾に関する映画が、核分裂によって起こる爆発が、ダイナマイトのそれとは決定的に違うということを描かないようなものだ。

ザッカーバーグはそのような抵抗にはあっていない。彼は千ドル以下で、彼のアイデアをインターネット上に実践してみせた。そのサービスを始めるに当たって、彼はプロバイダに認可を求める必要もなかった。ハーバードの学生にそのサービスを提供するための認可も学校側に求める必要も無かった。イェール、プリンストンスタンフォードでも同様だし、その他全ての彼が招待したコミュニティに対しても同じことが言える。なぜならインターネットのプラットフォームがオープンで自由だからだ。


ショーン・パーカー曰く、映画ソーシャル・ネットワークは「完全なフィクション」
http://jp.techcrunch.com/archives/20110123sean-parker-calls-the-social-network-a-complete-work-of-fiction/

「ぼくの人生もあのくらいカッコよければよかったけどね」とパーカー。

「一番腹が立ったのは、ジャスティン・ティンバーレーク演じるぼくと同じ名前の人物が、今もぼくと付き合いのあるEduardoに小切手を投げ付けて建物の外に追い出す場面だ。映画のこの男は道徳的に許されない」


フェイスブック 若き天才の野望』
http://amzn.to/eVXFEM
「500億ドルの男」の素顔 「フェイスブック 若き天才の野望」の著者に聞く
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110118/218000/

映画は40%ぐらいが真実といったところかな。危険な比率だね。40%が真実だとすると、観る人に全部本当のことのように思わせられる。しかし、ほとんどはフィクションだ。フェイスブックの歴史やマーク・ザッカーバーグという人物を知ろうとして映画を観るとすればかなりミスリーディングだね。


Facebook創業者、マーク・ザッカーバーグってどんな人?
http://japan.cnet.com/news/business/20425197/
http://japan.cnet.com/news/business/20425198/

映画の原作とされる「The Accidental Billionaires」(Ben Mezrich著)は、共同創業者の1人で、Zuckerberg氏を提訴したEduardo Saverin氏への取材を元に書かれたものだ。そのため、映画もSaverin氏寄りの視点で解釈されて描かれたのではないかと感じさせる。

しかし、「(いろいろな憶測もされていて)観るのは辛くなかった?」との問いには、「正しく描写されている箇所もあれば、そうではない箇所もあって、興味深かった。着ていたTシャツやサンダルは本当にそのままだったよ」と語った後、「しかし、ベーシックなところで全く違う取り上げられ方をしていた」と神妙な顔になり、「例えばFacebookを作った動機が、女子学生から注目を集め、彼女を作りたいからといった設定になっていたが、そこは違う。実際は、Facebookを立ち上げる以前に今の彼女と出会って付き合っていた」と説明している。