電源を入れてみる
ハーネスをつなげる。
LVDSもあるのね。隣にはタッチスクリーン用のコネクタがあるっぽい。
液晶とタッチパネルも付けてくれたらよかったのに(^^;。
外付けSATA用と思われる電源ケーブルが添付されているが、電源用の4Pコネクタになっている。
ドーターボードの仕様では、"CN11 SATA Power Connector"と書かれているが、ハーネス仕様はSATA用ではない。
どのような用途を想定したものだろう?
シリアルは9ピンになっているんだけど、最近のマシンはシリアルないから、ここは、USBのコンバータケーブルにしてほしかったかな。
SDカードを入れておく。
電源を入れる。
なにか一瞬表示された後、Initial AHCI BIOSというのが一瞬出て、最後に
bootable device -- insert boot disk and press any key
と出る。
ブザーはないので、起動時に音はしない。
Audio系のハーネスは添付されていないので、音は確認できなかった。
ソフトスイッチを長押しによるATX Power Downはできた。
ディスプレイ側では、720x400 70Hzで同期している。
ピアノスイッチは4つあるが、起動媒体を選べるようなものではないようだ。
番号 | 設定項目 | 詳細 | ON | OFF | 出荷時設定 |
1 | Auto Power ON 設定 | Auto Power ON 機能を有効にするかどうかを設定します。 | Auto Power ON 機能は有効 | Auto Power ON 機能は無効 | OFF |
2 | LVDS H/L 設定 | LVDS Connector CN7:20pin の Hi/Lo を設定します。 | CN7:20pin=Lo | CN7:20pin=Hi (10KΩ で VCC_LCD へ Pull up) | OFF |
3 | BIOS_INIT | 起動時に BIOS 設定値を Default 値に戻します。 | この状態で起動すると BIOS 設定値を Default に戻します。 | 何も行いません。通常の動作モードです。 | OFF |
4は予約で機能割り当てはない。
ドキュメントでは、すべてオフが出荷時設定とあるが、現物は3がオンになっていて、BIOSのリセットをするようになっている。
通常、こういうピアノスイッチは、起動メディアの選択に割り当てられたりしていることが多いように思うのだが、これはそうなっていないようだ。
SDカードを抜いて起動すると、EFI Shell に落ちた。
EFI Shell version 2.00 [4096.11] Current running mode 1.1.2 map: Cannot find required map name. Press ESC in 1 seconds to skip startup.nsh, any other key to continue. Sell> _
USBキーボードは認識していないようだ。
何もできない。
USB側に電源が来ていないのではないかな?
ぼーどには、PS/2のようなレガシーなインターフェイスは持っていない。
BIOSレイヤーは入っていないようなので、おそらくペリフェラルデバイスの初期化ができていないのだろう。
うへぇ。
レガシーBIOSなしのEFIだけなんて、Tolapai以来だわ。
めんどくさ...
シリアルから入ればいいのかな?
外付けUSB CDも起動メディアとしては選択されないようだ。
そのへんのbootableなSDを差し込んでみる。
だいぶ前に作ったT91MT用のx86 Android LiveUSB仕様のもの。
起動してきた。
が、ACPIPnP / PnPBIOSがないので、キーボードドライバで詰まる。
i8042.c: No controller found.
kernelの起動オプションで、i8042.nopnpを指定しないといけないようだ。
initrdに進むものの、中から出られずに終わってしまう。
数分通電していると、EFIが表示されているだけど、開放状態の25度雰囲気でヒートシンクが42-3度になっている感じだ。
ファンレスは厳しいかも。
使われているEFI/UEFI BIOSは、エーアイコーポレーションが代理店をしているInsyde Software社製の"InsydeH2O"のようだ。
http://www.aicp.co.jp/news/20110526_insyde.shtml
MobilePRO BIOSは入れてないのね。これだと、BIOS経由のACPIによる省電力コントロールはできないだろうな... orz
まぁ、どのみち電池ないから、Androidはダミーpower.cで処理するんだろうけど。
これだとスリープ処理もぜんぜんできないことになるかな。
ひどす。
さて、シリアルコンバーター忘れたといって、明日に繰越しても仕方がないので、2GBのmicroSDにUbuntuの起動イメージを作り、SATAの電源変換ハーネスを引き出しのジャンクから手配して、外付け3.5インチドライブを接続してみる。
起動すると、HDDからの起動が優先になるようで、SDからは起動してくれない。
bootable device -- insert boot disk and press any key
になる。
しょうがない。HDDではなく。SATA DVDドライブをつなぐ。
手元に焼いたメディアは、Ubuntu 10.10しかなかったので、これで試す。
電源入れたあとに、メディアを入れたけど、キーボードは死んでいるので、リターンキーを押せない。
ドライブ側のメディア交換は自動で見てくれないようだ。
メディアを入れたまま再起動してみる。
どうやら、CDメディアからの起動はできないようだ。
bootable device -- insert boot disk and press any key
になる。
次にSDだけで起動してみる。
あ、起動してこない... orz
起動メディア側に問題あったか(^^;。
Windowsでフォーマットしたら、NTFSになっている。
Universal USB Installerは、そのへんは面倒見てくれないのか...
しょうがなく、Linuxでパーティションを切ってから、FAT32でフォーマットして、Ubuntuを書きこむ。
起動する。
initramfs) Unable to find a medium containig a live file system
残念、ハードディスクをつなげていたため、kernel起動後に、SDはドライブマップが狂ってしまっているのかな?
ぐぐぐ。
ハードディスクを外して、SDのみで起動してみる。
同じ。
mmcblk0として認識されるので、kernelは、そこにシステムを探しに行けない。
なんかダメだなぁ...
あとできるのは、ハードディスクの先頭パーティションにインストーラーを書き込んじゃうくらいか。
やってみた。
Ubuntuは起動してきた。
しかし、USBの初期化は終わっても、デバイスを認識する気配がない。
5Vが来ているのはチェックした。
いろんなデバイスを挿してみた。
どうも、USBとして、まったく生きてない風なんですが...
キーボード使えないので、まったく何もできぬ。
えっと、これはUSB給電専用のコネクタでしたっけ???
解決は、こちらにあった。
http://www.em-club.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=35
ホットスタートではうまく起動しないということですね。
AC抜いて、しばらく待ってから起動したら、
USB認識しました(^^;。