「低温」で水から水素=太陽熱活用など期待−広島大

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201211/2012112700955

約400度という比較的低温で水を分解し、水素を取り出すことに成功したと発表した。水素は有望なエネルギー源だが、化学分解で取り出すには1500度の高温が必要だった。

 広島大の宮岡裕樹特任講師らの研究チームは、金属ナトリウムを使い、熱と化学反応で水から水素を取り出す方法を研究。反応炉の構造を工夫してナトリウムが気化しやすい環境をつくり、これまでより少ない熱で水から水素を取り出すことに成功した。