「世界一黒い物質」、英企業が開発

http://www.cnn.co.jp/fringe/35051098.html

「ベンタブラック」と名付けられたこの物質は光の99.96%を吸収する。黒い塗料や布地などに見られる通常の黒色は吸収率が95〜98%。開発元のサリー・ナノシステムズ社によれば、英国立物理学研究所や米国立標準技術研究所で試験されたなかで最も黒い物質だという。
ベンタブラックは直径2〜3ナノメートル(ナノは10億分の1)の多数のカーボンナノチューブ筒状炭素分子)からできており、アルミホイル上で生成される。ホイルだけのときは目に付く表面のしわも、ベンタブラックに覆われるとまるで消えてしまったかのように識別できなくなる。