ポッドキャスティングで声出していこう!

SeesaaiPod miniプレゼントをやっているので、トラックバックしてみたりする。
いまのところ、Podcasting は可能性はあるけど、フレームワークにマッチしたコンテンツが生まれていない感じがしている。SeesaaでやっているようなBlogの読み上げは個性がなくてイマイチかな。やっぱりパーソナリティー勝負(特に聞いていてここちよい声が重要)になると思うのですが、聞き続けるのに耐えるようなコンテンツをコンスタントに出すというのは難しいのではないだろうか。今後は、アイドルなどがファンサービスでやるような既存タレントを使う事例が増えるのかもしれないし、逆にPodcastingStarが生まれる可能性もある。
コンテンツを作っても発信する環境が特殊だった問題は、既存のBlogが対応してきたことでだいぶ改善されるだろう。Blogとしてはおまけの機能なところから、専用のところまであるのだけれど、今後はメインではないもののスタンダードな機能の1つとなるだろう。専用のところは、聴取率を調査可能な機能や感想をもらえるようにする機能(非公開のも含めて)など、Podcastingを補助するための機能をどんどん充実させていってほしい。広告などスポンサーとの連携を提供する機能も、ハードやソフト側、また音源フォーマットや、音源制作システムに必要になるだろう。わずかでも儲けが出るのは、コンテンツ作成のいいモチベーションになる。
音源を作る環境もコンテンツを増やしていくためには必要になる。MP3で保存できるボイスレコーダーが使われたりしているようなのだけど、こういうデバイスでは、ライブ感はあるものの演出が難しい。パソコンの前に座ってやっていては、PCそのもののノイズなどでいい音は作れない。専用のミニスタジオ兼、発信環境と自動リンクするような専用ハードウエアがあるといいのではないだろうか。
ヒットすれば配送の問題が出るので、サービス業者のネットワーク/サーバー負荷がたいへんになるだろう。torrentocracy のようなP2Pフレームワークを使った分散データ配布(Broadcatching)やakamaiのようなエッジレベルでのコンテンツキャッシュは必須になってゆくのだろう。そういうものが苦もなく利用できるようなaggregatorアプリケーションの登場が必要だ。
次には、プレーヤー側で統一して利用できるようなUIフレームワークが必要になってくる。iPodRSSを取得してデータを流し込むようなへたれプログラムをPythonで書いてみたりしたが、Notes機能と連携したメニューつきの再生環境を作ってみると、Notesの機能が限定的すぎて十分に使いやすいものがデザインできないのが気になった。つまりiPodははじまりに過ぎない。よりPodcastingを利用する事にフィットするためのハードウエア側の環境整備も課題になるのだろう。MusicPlayerはいまやチップ1つとメモリと若干の回路だけで出来るものなので、きっといろいろな製品が出ては消えていきながら、スタンダードが決まっていくのだと思う。現在のiPod程度の液晶画面の表現力はPodcastingといえども必要だと思う。それにコンテンツを乗せるためのルール作りは必要だ。できれば、RSSを拡張して、そのような音源と同期するコンテンツも配送してくれるようになると思う。
最後は、携帯電話の機能として、自動連携できるような仕組みが整備されるというあたりに落ち着くのだと思うが、そのためにはまだ認知と利用が盛り上がる必要があって、見通しは立たない。
# ただ、今の会社だとこういう仕事をしたいと思っても難しいところがあるのね...