JAGOVISORの部分後加工のために、レーザーカッターの出力倍増と高速処理基板へのアップデート作業
1年以上使っている、SmartLaser mini。
最近レーザーの調子がよくないのと、JAGOVISORの量産工程で金型負担の大きな部分を一部レーザーカッティングで代替することを検討しているので、以前買ってあったレーザーモジュールのアップグレードキットを使って3.5W化してみた。
加工の高速化が目的。
ついでにコントローラー基板も買ってあったので同時に交換する。
しかし、同時交換のマニュアルはないし、配線情報もないので困る。
アップグレード前の回路まわり。
左側の2階建て基板が、一枚にすっきりする予定。
レーザー用の昇圧基板も交換。こちらはファンが付いた。
前の基板を取り外し。
新しい基板に交換。
前のレーザーモジュールもとりはずし。
新しいモジュールは、カバーが金属製。
取り付け用のアームは、前と同じかと思ったら微妙に寸法が違う。
配線も同じでいいかと思ったのだけど、出力が上がったからか、微妙にレーザー側が太い。
本体組み立ての時と違って、部品が大量に余るようなことはなかった。
トラブルとしては、タイラップが付属しないので、レーザーモジュール用の電源ケーブルを吊る役割のあるコイルチューブの固定ができない。自前のタイラップで固定した。
同時交換は想定されていないので、マニュアル的に一致するものがない。配線などは想像で。
レーザーの焦点距離を調整するのは、前はモジュール設置して付属のアクリルで高さ調整のあとにカバーを付ける方法だったけど、新しいモジュールは金属カバーなので、そういう調整ができない。これは、モジュールの位置をあらかじめ定規を突っ込んで図った上で、だいたいの位置で調整した。
あと、新しいレーザーモジュールの六角のネジをナメてしまって、1つ外れなくなった。組み立て用についてた100均バーレンチのせいなのか、皿ネジが安いのか。1つで止まっているのでよしとする。
そして、レーザーファンが回らない... よくある症状のようだけど、原因はまだ調べていない。
ファン回ってないけど、煙をフーフーしながらとりあえず切ってみる。
高出力による高速カットはどうも期待できない感じ。
100%とかにすると、素材が溶けまくり。
クセと材料の相性を見るため、パラメーターを変えてカットしまくる。
15%くらいで5,6回でカットするとかなりキレイに仕上がるようになった。
時間は倍かかって、綺麗さは10倍という感じ。
期待された高速化の恩恵はなかったけど、品質はかなりよくなったと思う。
このあたりは素材にもよるので、エフセル切る場合という限定だけど。