ペットボトルスピーカー

kinneko2006-07-30

先日のサイトのまねをして工作してみる。
まだ片側を仮組している状態。
写真は伊藤園「おーい、お茶」系のペットを使っている。これは音が堅い。
壮健美茶のウエストのくびれた、多面体構成で厚の薄いペットもやってみた。予想通りこのほうがはるかにいい感じ。
ペットはメーカーや製品で高さが違うので、ちょっと調整しにくい。
スピーカーは無印良品の段ボールスピーカーのもの。ハードオフで購入。C57S02A/8Ω/MAX2Wのスピーカーが2つついていた。フロントグリルがそのまま利用できるので少しでも手作り感が減ればというのと、配線を何もいじらずに転用できそうだったので採用した。見栄えについては成功しているようだ。音については、アンプのない状態なので、PCにつないでもちょっと弱い。出力は最大にしてちょうどいいくらいだ。しかし、電気部分をいじる必要がないので、お手軽工作にはもってこい。小型のスピーカーには取り付け用の耳がない事が多いので、グリル部と一体のスピーカー固定部の構造はそのまま利用させてもらった。
前後のおさえ板は、100円ショップで自作の時計用のパーツとして売っているもの。ほんとうはもっとシンプルなのがあったのだが、それは4つ揃わなかったので断念。加工もしやすかったので、カッターとドライバとハンドビットくらいの工具でなかなかの出来になったと思う。ちなみにドライバはキリの変わりに使っただけで、いまのところネジは1つも使っていない。
前後を連結しているスプリングは、こちらも100円ショップでシューキーパーとして2組で売っていたもの。前後の樹脂部品を外して使っている。柔軟性もあり標準のピット穴ともジャストサイズなのでいい選択だった。欲を言えば、もう1cmほど長ければよかったのに。背の高い壮健美茶のボトルでは、ボトル側を少し短くしなくてはいけないのが残念だ。片側のユニットで3本使っている。見えてない1本はペットの下側にある。
壮健美茶版では、女性ボーカル、ピアノ、バイオリンあたりの音域がきれいに聞こえる。もとのスピーカーの特性もあるのだろう。低音はもともと期待できないが、ペット効果で音に深みが加わるので、予想したよりだいぶいい感じになる。ドラムはだいぶへこむが、やや高音のパーカッションはいい感じに出て来る。ベースはへこむ。
ピアノ中心のジャズや、80年代の女性歌手による歌謡曲などを聴くとなんともいえずいい感じだ。最盛期の松田聖子が最適な感じ。YMOなんかもいい。
普通に使っていると、全体から音が出ているようで、一部の高音をのぞいては、スピーカー全面で聴かなくても十分な表現力のある音を出している。なんか不思議な感じだ。
興味のある人は、絶対やってみる価値があるよ。投資効果の割には、満足度が高い。おすすめ。